
ブログを読んでくださる方は読書家が多いのでしょうか?先日の太宰のブログに対してすぐにご意見をいただきました。
そこで今回は『日本の行く道』で、著者の橋本治氏は、小説,評論、戯曲、エッセイなどその分野も広く、『宗教なんかこわくない!』『三島由紀夫とはなにものだったのか』『蝶のゆくえ』などの代表的な作品があり、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
この本には橋本氏の現代日本に対する危機感がとくとくと述べられています。はじめに"いじめ"の問題から子供の自殺、自立の錯覚、子供の面倒を見ない大人などの問題など提起をして後に大人社会の問題につなげていきます。
第3章の"いきなりの結論”では地球温暖化に対する独自の理論が述べられており、大変興味深いものです。早い話が産業革命以前に戻せばよい!それが難しいのであればせめて1960年代に戻せばよいということです。極論ではありますが・・・
確かに橋本氏の主張を実践すれば政治、教育、経済を含めてすべての解決の糸口が見つかるのではないでしょうか。著者の結論は、このさまざまな問題をかかえているわが国”日本”の将来を憂い、危機的状況からの脱出法をみんなそろそろ考えないと・・・・・。
私も現代日本を見ていますとさまざまな解決しがたい問題をかかえており、いかなる処方箋も効き目がない、暗黒の国家に突き進んでいるような気がしてなりません。教育の重要性を再認識して、大人(親)が子供に対してきちんと接して、次世代につなげていくリレーを行っていかなければ自滅の一途であると強く懸念しております。
いずれにせよ本書の続編が待たれる名著と思われます。決して難しくなく平易な文章で書かれていますので、是非一読を進めます。
