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先週参加しておりましたマイアミでの第42回ベーカーゴードン学会のお話の続きです。あいにく私はマイアミの前に寄りましたメキシコ(マヤ遺跡)でカメラをなくしてしまい、本日まで今回の旅行の写真がない状況でした。ところが本日になり、一緒に参加いたしました福岡大学・形成外科の牧野太郎先生が写真を送ってきてくださったため、あらためてご紹介できることになりました。

 

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さて本学会の楽しみのひとつが2日目の晩にありますレセプションパーティーです。世界各国から集まりました精鋭の美容外科医と懇親を深められ、私にとって大変意義深いものです。本年はついつい美味しいシャンパーニュをいただきすぎて、後半はあまり記憶がなくなるという失態を演じてしまいましたが、それでも多くの海外美容外科医とお話ができ、情報交換もでき、大変楽しかったです。学会会長のT.Baker,同じく主催のJ.Stuzin、さらにR.Rohlich(PRSという本分野において最高権威の医学雑誌のchief editorです)、そのほかにもS.Fagien,S.Colemannなどビッグな顔ぶれで、さながら美容外科界のアカデミー賞授与式!といった感じです。また同時にこの”華やかな社交界”といった雰囲気は、とても日本では味わえないものです。このムードに酔いしれすぎてしまい、3日目(最終日)は二日酔いで辛い一日となってしまいました。

  

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 肝心の学会3日目は、バストに関しての一日でした。内容はインプランとによる豊胸、脂肪注入による豊胸、マストペクシー(乳房吊り上げ術)など非常に内容の濃い、熱い討論が交わされました。

 

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従来アメリカでは脂肪注入には否定的でしたが、今回S.Collemannによりその有用性が発表され、会場を交えて賛否両論で意見が割れておりました。その際、東京大学・美容形成外科の吉村浩太郎先生と当院の共同研究でPRS誌に掲載された''幹細胞+脂肪注入''の報告が数回紹介され、内心ニヤッとしておりました。一般的には脂肪ではそれ程大きく出来ないため、豊胸というよりは整胸という感じで話は進みましたが、術後スライドから十分良い症例も多く見られました。どの手術も長期的に5年以降どうかという問題はありますが、バスト脂肪注入に関しましては、彼自身の経験で10年後でも問題なく経過しているという講演内容でした。今後アメリカでも脂肪注入が見直されるかもしれませんね。今後吉村先生の幹細胞研究が国際的にも期待されます。

一方インプランとによる豊胸は特に進歩はないのですが、アメリカではほとんどのドクターが脇の下を切るのではなく、バストの下側(乳房下溝)を切開して、直視下に確実な止血のもとにインプラントを挿入しておりました。白人は白い傷が目立たないという特徴がありますが、それにしても手術の容易さを考えましても、確実性を考えましても、かなりメリットが多い手術です。ただし・・・日本人女性はその傷を受諾してもらえるか?もちろん傷跡は体質によっても目立ち方が異なりますので、その点も踏まえて2つの切開位置に関しても患者さまとも相談させていただく必要がありそうです。

 

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短く充実した3日間はこのように終了いたしました。また来年も参加することになるでしょうが、多くの収穫をお土産に持ち帰ることが出来ました。

 

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