本日は輪郭シリーズ第3弾の頬骨につきましてお話させていただきます。一般的に頬骨の手術は難しいと考えられているようです。私にとりましては輪郭の手術の中で、神経の走行による制限を受けないため、大変行いやすい手術と認識しております。
アプローチとしては、口の中と耳の前を小さく切開させていただき、頬の前への突出である頬骨体部(骨が厚い部分です)は口の中からしっかりと削ります。また頬の横への張り出し(すなわち顔の横幅)は、耳の前から骨切りを行い頬骨弓を内側に転位させることにより小さくするのです。頬骨弓は骨の厚さ自体が数ミリしかないため削るだけではほとんど術後の変化を実感できません。必ず骨切りは行うべきですね。
通常は顎関節の前方と体部との移行部で2箇所の骨切りを行います。これによって片側だけでも8~10ミリほど横幅を減らすことができるようになるんですよ。
ただし、その際に大切なのは上はこめかみ、下はエラとのバランスを考慮しまして、それよりは細くしすぎないことですね。患者さまの中には”目一杯細くしてほしい”と希望される方が多いのですが、頬骨はあくまで顔全体の中でのバランスが大事です。エラの張り出しよりも頬骨弓の幅を細くしてしまいますと、逆に下膨れの様になり、太った印象となります。そのような場合にはやはりエラの手術も同時に行うべきですね。
また40歳を過ぎた方の場合には、同時にフェイスリフト手術を行うこともしばしばあります。頬骨は、加齢とともにこめかみ、頬がこけて窪んできますとますます目立つため、意外に40歳代、50歳代で頬骨の手術をお受けになる方も多数いらっします。
実際にカウンセリングにお越しになっていただきますと、コンピュータ・シミュレーションをみながら、適切なアドバイスを差し上げることが可能です。それではご来院をお待ちしております。
